結婚指輪と婚約指輪の選び方。７つのポイントを押さえて、運命の指輪を見つけましょう。

結婚指輪、婚約指輪の購入は一生に一度のお買い物。だからこそ、後悔はしたくない。自分たちらしい結婚指輪、婚約指輪を選ぶ時の、重要ポイントをまとめました。

Point.1
サプライズ？　一緒に選ぶ？　婚約指輪の選び方

婚約指輪、エンゲージリングとは、一般的には、男性が婚約の記念に女性に贈る指輪です。
プロポーズにあたり、結婚の意志を伝える特別な指輪でもあります。

プロポーズの際にサプライズで渡したいと考える男性も少なくありません。

しかし、ゼクシィ結婚トレンド調査（2015年）によると、全国平均では46.7％の夫婦が「2人で」購入しており、男性が一人で購入していると答えた割合は29.1％。
つまり、プロポーズの際にサプライズで婚約指輪を渡している男性は3割にも満たないことがわかります。

一生の記念となるものだから「本当に喜ばれる指輪を贈りたい」、「気に入ってもらえないかも」と不安があるなら、ふたりで選ぶほうがよいかもしれません。

でもやっぱり、サプライズで渡したい、渡されたいと考えているなら、普段から彼女の好みや、好きなブランド、指輪のサイズを知っておく、彼にさりげなく、自分の欲しい指輪のブランドや、デザインを伝えておくことが重要です。

Point.2
婚約指輪・結婚指輪、予算を決める

一生の記念となる大切な指輪だから、妥協はしたくない。でも、予算にも限りはあります。その後の結婚式や新生活のことも忘れてはいけません。

婚約指輪といえば、昔から「給料3ヵ月分」というイメージが強いものですが、婚約指輪の平均価格は全国平均で34.0万円。デザインや石の種類にもよりますが、40万円以下のものが人気のようです。
（詳しい婚約指輪の値段相場については、こちらの記事も参照してください）

また、結婚をした夫婦がペアでする結婚指輪の相場は、平均22.6万円でした。
婚約指輪・結婚指輪を合わせて、まずは約50～60万円くらい必要と考えれば良さそうです。

華やかな指輪の輝きは、日常に潤いをもたらしてくれるものですが、高価なものでもあるので、ふたりが婚約指輪にどんな価値を求めるのか、価値観も含めて話し合っておきたいですね。

Point.3
意外と時間が必要。婚約指輪・結婚指輪探しのスケジュールをたてる

ふたりの思いが込められている分、リング選びには時間がかかるもの。また、オーダー方法でも納期はずいぶん違ってきます。納得のリングを見つけるためにも、スケジュールは余裕をもってたてておく必要があります。

フルオーダーなら　5～3ヵ月前まで

予算とイメージを伝え、打合せからデザインチェックを経て、完成するまで3～5ヵ月程度かかります。料金もやや高めになることを念頭において。

セミオーダー なら2～1.5ヵ月前まで

ルース（裸石）とリングの台（空枠）を選んで作るシステムなど。製作期間は1.5カ月程度と短く、予算に合わせて選べるのが魅力。

既製品なら1ヵ月前まで

既製品のものでもサイズ直しや刻印には時間が必要。既製品ならギリギリでも大丈夫、という考えは禁物です。万が一トラブルが起こっても、このくらいの時間の余裕をみておけば安心です。

希少な石や特殊なデザインのオーダーでは、さらに時間がかかることもあります。また、結婚式前などは慌ただしくなることが多いので、くれぐれも余裕をもってショップに行きましょう。

Point.4
豊富なデザインの中から自分たちらしいリングを絞り込む

世の中には本当にたくさんのデザインの婚約指輪、結婚指輪があります。その中から、ふたりで納得できるブライダルリングを探しだすには、ちょっとしたコツがあります。

たくさんのデザインを見よう

以下のポイントから、理想の条件を絞り込んでみてください。

・好きな（こだわりの）ジュエリーブランド（あり、なし）
・色/素材（ゴールド、シルバー/プラチナ、ゴールドほか）
・石（あり、なし）
・幅（太め、細め）
・テイスト（シンプル、ゴージャス、スタイリッシュ、カジュアル、アンティーク、ほか）
・形状（ストレート、S字、V字、ほか）

そして、その条件に合うリングをインターネットや雑誌などで下調べして、理想に近いものを絞り込んでみましょう。同じ条件でも、様々なデザインがあると思います。

たくさんのデザインを見ていく中で、石のことやリングの特長が見分けられるようになり、本当に欲しかったデザインに出会えるようになります。

ブランドのデザイン傾向を調べよう

ジュエリーも洋服と同じようにブランドごとのカラーがあります。ある程度、理想のリングのイメージと、ショップの雰囲気が合っていれば、そこには自分好みのデザインのリングが多く揃っているということ。

気に入ったデザイン同士を比べられるから、時間を有効に使うこともできます。

必ず自分の指につけてみること

気に入ったデザインでも、実際に指にはめてみると、つけ心地がなんだかしっくりこないことも。ショップでは気になったものはどんどん試着させてもらいましょう。

また、全身、もしくは上半身が映る鏡でチェックして。手先だけと全身とでは、印象がずいぶん違うことも。ずっと身につけるものだから、普段のファッションとちぐはぐな感じがするのは避けたほうが無難です。

Point.5
デイリーに？　それともスペシャルに？　
シーンにあわせて選びたい婚約指輪と結婚指輪

ブライダルリングを選ぶときに重要視するのは、デザインや価格という人がほとんど。でもどんなシーンで身につけるかを考えることも大切なポイントです。

ライフスタイルを無視して選ぶと、せっかくのリングを身につける機会も少なくなってしまうことになりかねません。

毎日使うのか、特別な日だけ使うのか、どんな風に使いたいのかを見極めてデザインを選べば、大切な「愛の証」を有効に身につけることができます。

ライフスタイルにあわせたブライダルリング選びをおすすめします。

毎日身につけるならTPOを選ばないシンプルなデザインを

永遠の誓いであるリングは肌身離さず日々つけていたい。
そんな人はどんな場所にも、どんな服装にも似合うベーシックなソリティア（ひとつ石）タイプがおすすめです。オフィス＆ハウスワークに最適なのは、引っ掛かりのない、爪の低いタイプがベター。

アフター5や休日に身につけるなら、個性が光る自分らしいデザイン

毎日つけていたいけれど、仕事の関係で難しい人、紛失が心配な人、あるいは思い切り個性を楽しみたい人は、プライベートだけで着用することを前提に選んで。

キュートだったりクールだったり、リングのデザインで自分を表現してみてはいかがでしょう。

特別な日に身につけるなら、装いをランクアップする華のあるデザインを

普段ジュエリーをしないから毎日の着用には抵抗のある人、ここ一番という時にだけ身につけたい人は、思い切ってゴージャスなデザインを。大きな石が苦手ならエタニティリングを。

どちらも華やかなだけに、年齢を経ても長く使用することができます。

Point.6
結婚指輪は、新婦はもちろん、新郎だって納得するものを選ぶ

婚約指輪は、女性だけが身につけるものですが、結婚指輪の場合、男性も身につけることを考えると、新郎の意見も無視はできません。

育ちも性格も違うふたりが納得して結婚指輪を選ぶのは難しいこと。
あてもなくお店をまわって、なかなか気に入ったものが見つけられず疲れて険悪な雰囲気になってしまった、という声も。

でも、結婚指輪はできれば二人で決めたいですね。そこでまずは、カタログや雑誌、ウェブなどをチェックして、お互いの好みのタイプをチェック。ある程度絞り込んでから、気になるショップをチェックしに行きましょう。

この先の人生で、二人そろって同じものを決めるというチャンスはそれほどありません。指輪選びも、一生に一度のブライダルイベントです。二人で楽しんでください。

Point.7
ずっと愛用したいから。結婚指輪選びはアフターケアもポイント

一生ものの大切な結婚指輪、毎日つけていれば、傷がついてしまったり、ゆがんでしまったりすることもあります。

長く使い続けるためには、修理や磨き直し、サイズ直しなどのアフターケアのサービスが受けられるかどうかも、選ぶ時の重要ポイントです。

いかがでしたか？　
一生に一度のお買い物だから、後悔したくないけど、あれこれ見ているうちに、目移りしてしまって、決めきれない。そんなことにならないよう、7つのポイントを押さえて、素敵なブライダルリング選びをしてくださいね。