婚約指輪と結婚指輪の違いとは？
知っているようで知らなかった婚約指輪、結婚指輪の由来や意味を、この機会にぜひ理解しておきましょう。

婚約指輪と結婚指輪。
結婚にまつわる二つの指輪の違いとは？そもそも起源はいつから？
これから結婚指輪を選ぶときに、知っていてほしい、結婚指輪・マリッジリングの意味と婚約指輪との違いをまとめました。

婚約指輪と結婚指輪、違いはなに？

婚約指輪を贈る側の男性にとっては、あまり馴染みのないジュエリーの話。

そもそも、婚約指輪と結婚指輪の違いとは、いったいどういうものなのでしょうか。

結婚にあたり用意したい指輪は、エンゲージリングとマリッジリングの2種類

• エンゲージリングとは

エンゲージリングとは、婚約指輪のこと。婚約の証として男性から女性に贈られるリングで、一般的な定義としては、婚約期間中につけるもの。純潔で高価な宝石としての存在感から、婚約指輪の約9割に、ダイヤモンドが使用されていると言われています。  

• マリッジリングとは

一方のマリッジリングは、結婚指輪のこと。挙式のとき、お互いへの忠誠を誓って交換する指輪。基本的にペアリング。夫婦となった結婚以降、日常的に薬指にはめて生活することが多いので、シンプルなデザインで、素材にはプラチナや金のものが選ばれています。婚約指輪と重ね着けして楽しむことができるセットリングも人気です。

マリッジリング、結婚指輪とは、その意味は？

結婚指輪って、どんな意味があるの？

古代ローマ時代の9世紀。ローマ教皇ニコラウス1世が自らの結婚式で、男女の結婚の証しとして、指輪交換をしたことが、結婚指輪の起源と言われています。

結婚式の儀式として定着したのは、11世紀のヨーロッパで、その頃は、男性には鉄の指輪、女性には金の指輪が贈られていたそうです。

指輪の形があらわす、夫婦の愛の誓い。

指輪の円い形は「永遠に途切れることのない愛情」を象徴するものとされ、婚約指輪で「永遠の愛」を約束し、結婚指輪は「永遠の絆」を表すと言われています。

結婚というセレモニーにおいて、そんな意味のある指輪を交換するということは、これから夫婦として歩んでいく誓いを交わす、形で表すということになります。  

結婚指輪には、決まりやルールはあるの？

ポンテヴェキオ－HAPPY HEART

Q　結婚指輪は、どんなものを選んだら良いですか？
A　長年にわたってつけ続けるものなので、着け心地の良さや気に入ったデザインを選ぶのがもっともおすすめです。  

Q　結婚指輪は、男性・女性どちらが購入するものですか？
A　特に決まりはありません。 お互いにお金を出し合う人や、婚約指輪のお返しに女性が購入するなど、人それぞれです。  

Q　結婚指輪は、ペアリングじゃないとダメですか？
A　ペアでなくとも問題はありません。結婚の証、といった指輪の意味からすれば、ペアのデザインが一般的ですが、ルールではないので、同じデザインである必要はありません。  

Q　結婚指輪は毎日着けるものですか？
A　以下を参考にしてみてください。  

マリッジリング、結婚指輪、いつも着けておくもの？

結婚指輪って、毎日着けているのが当たり前？

  リクルート　ブライダル総研の調べによれば、 20代から60代の既婚者に「結婚指輪を着けているか」を聞いたところ、結婚3年以下の夫婦の場合およそ84％の人（「よく着けている」68.5％、「たまに着けている」15.3％）が指輪をつけており、16.2％は「着けていない」ことが分かりました。

着けている、着けてない理由とは、どんな内容なのでしょうか？  

■ 着けている派
・「結婚式の時に着けたまま外していない」
・「結婚指輪は愛の証だから」
・「無くしたくないので、外さない」
・「指輪をしていた方が、信頼感が増すから」  

  ■ 着けていない派
・「アクセサリーを着け続ける習慣がない」
・「仕事上の理由で着けることができない」
・「出産で体質が変わり、アレルギー反応が出てしまった」
・「体重増加で入らなくなってしまった」

相手の存在を強く感じることができるから、指輪は常に身に着けておきたい人もいれば、仕事上の制約で着けることができない人や、家事や育児の都合で外す（または着けられない）人もいるようです。

デザインやサイズが合わなくなった、と感じる時がきたら、それを機会にサイズを直したり、新たな指輪（記念品でも）を贈り直してみたりして、改めて夫婦の絆を深める良いきっかけにしてみてもいいかもしれません。   既婚者の証としてだけでなく、おふたりの時間とともにある結婚指輪。 長い目で見て、選んでみてはいかがでしょうか？