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結納品は何を?結納金はいくら? 結納にまつわるお金のハナシ

結納金ってなに?いくらぐらい必要なもの? 結納品って何を用意すればいいの?
結納にまつわるお金のお話、マナーも含めてご紹介します。

そもそも結納とは、ふたりの結婚の約束を、お互いの家を交えて公にするための儀式。

男性側から贈られる結納金をはじめとする結納品は、男性の誠意の表れや女性側の家に対する感謝や礼節の気持ちを形にしたもの、とされています。
ですが、その内容や金額には決まりはなく、両家の考えや風習などによってさまざまです。
親戚関係となるお互いの家同士、結納をスムーズに進めるために大事なお金について、考えてみました。

結納金には、どんな意味があるのでしょうか?

いわゆる結納金とは、男性側から女性側に贈られる結納品の中の「御帯料(おんおびりょう)」(関西では「小袖料(こそでりょう)」)に当たるものです。

もともとは男性側が女性側に婚礼用の着物や反物、帯地を贈る風習だったものが、嫁入りの際の花嫁衣裳のためのお金として、縁起物と一緒に贈られるようになったとされています。

結納に必要な“結納品”を理解することから始めましょう。

結納金を理解するために、まずは結納品から学んでいきましょう。

結納品を理解しましょう

結納品とは、婚約の証として取り交わす品のことで、ここに結納金も含まれます。それぞれの品物には結婚後の円満・長寿・子孫繁栄を願う気持ちがこめられた縁起物が贈られます。

地域や形式によって品目・内容が異なりますが、大きくは関東式と関西式に分けられます。一般的には、9品目が正式とされ、他7品目や5品目、11品目、13品目など、いずれも割り切れない奇数の品目が用意されています。

結納品 関東式や関西式、地域で違うその内容は?

関東式と、関西式の結納品の違いを見ていきましょう。

・関東式結納品9品目の内容

目録(もくろく)
 結納品の品名と数量を箇条書きにしたもの
長熨斗(ながのし)
 のしあわび。不老長寿の象徴です
金宝包(きんぽうづつみ)
 結納金を指し、結納金を入れた包みの意味。男性側からは「御帯料」女性側からは「御袴料(おんはかまりょう)」として贈られます
末広(すえひろ)
 白い扇。純真無垢の心を表す純白無地の扇子。末広がりの繁栄を願うものです
友白髪(ともしらが)
 白い麻糸。白髪になるまで夫婦円満、長寿や健康を願うものです
●子生婦(こんぶ)
 昆布。子宝に恵まれるよう、子孫繁栄を祈願したものです
●寿留女(するめ)
 スルメ。長期保存できる食料として、不時の備えとされます。末永い幸せを願うものです
◯●勝男武士(かつおぶし)
 鰹節。男性の力強さの象徴です
◯●家内喜多留(やなぎだる)
 柳の酒樽。清酒を入れて用いますが、酒肴料として一定の金額を包む場合が多いようです


・関西式結納品9品目の内容

熨斗(のし)
 関東の長熨斗と同じ意味。
寿恵廣(すえひろ)
 関東と末広と同じ意味
小袖料(こそでりょう)
 結納金のこと。「帯地料」「帯料」とも称されます
柳樽(料)(やなぎだるりょう)
 関東の家内喜多留と同じ意味
松魚(料)(まつうおりょう)
 本来は雄と雌の真鯛を贈っていましたが、現在では肴料として一定の金額を包む場合が多いようです
◯●高砂(たかさご)
 尉(老翁)と姥(老婆)の人形。白髪になるまで夫婦円満、長寿や健康を願うものです
◯●結美和(ゆびわ)
 婚約指輪のことで、結納目録に書く際に、縁起の良いおめでたい字を当てています
●子生婦(こんぶ)…関東と同じ意味
●寿留女(するめ)…関東と同じ意味

※ ◯の品々は7品目の場合、●の品々は5品目の場合に省かれるものになります。

最近の結納品数の傾向

結納のスタイルが“正式”から“略式”と簡略化されているように、現在では結納品の数も少なくなる傾向にあります。

首都圏地域の場合(東京、神奈川、千葉、埼玉)(※)
1位 7品目 30.4%
2位 5品目 17.9%
3位 9品目 16.1%

関西地域の場合(大阪、京都、神戸、奈良、和歌山、滋賀)(※)
1位 7品目 23.6%
2位 3品目 18.9%
3位 5品目 17.3%

関東・関西に関わらず、両家で思い違いがないよう事前に相談をしておきましょう。デパート、ホテル、結納の専門店などで相談しながら揃えると安心です。だいたい2万円前後~10万円くらいで購入することができます。

さて、結納金。いくらくらい必要?

結納にはいくら必要?

男性側から女性側(養子を迎える場合は女性側から男性側)へ婚礼の準備金として贈られるのが結納金です。

結納金には、決まった金額というものはなく、家柄や本人の実力(経済力)に見合った金額で男性側が決めれば良いとされています。

一般的には100万円、200万円といったきりのよい金額か、50万円、70万円などの奇数にするか、また、80万円も末広がりとなり縁起もよく感じられるとも言われています。

調査によれば、全国平均では100〜150万円未満が66.0%、50〜100万円未満が25%、平均で91.1万円という結果に(※)。

各エリアの平均金額はどのくらい?

 

結納金の金額について、エリアごとに調べた調査がありましたので、ご紹介します。あくまでも平均値ですが、エリアごとの傾向が垣間見えてきます。

1.富山・石川・福井エリア 113.5万円
2.四国エリア 103.9万円
3.岡山・広島・山口・鳥取・島根エリア 99.7万円
4.東海エリア 97万円
5.関西エリア 95.7万円
6.宮城・山形エリア 93.1万円
7.青森・秋田・岩手エリア 92.4万円
8.首都圏エリア 91.2万円
9.茨城・栃木・群馬 90.8万円
9.静岡エリア 90.8万円 
10.九州エリア 85.8万円
11.福島エリア 85.1万円
12.北海道エリア 73.8万円
13.長野・山梨エリア 69.8万円
14.新潟エリア 56.1万円

結納金を決めるときのマナーは…

結納金の金額を決める際に、注意しておきたいこととして、男性側から「いくらぐらいご用意しましょう?」と女性側に尋ねるのはNG。

女性側の親にすれば、いただくお金の額を直接聞かれても、希望など言えないものです。 あくまでも結納金の額は男性側で決めましょう。

相場から外れるような金額になる場合はそれとなく先方にお伝えした上で持参するほうがスムーズです。
(※データ出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2015)

結納金以外にもある、現金の結納品

結納品の中には、“結納金”のほかにも現金を包む結納品があります。

結納9品目に含まれる「家内喜多留(酒料)」「松魚料(肴料)」などがそれにあたります。

本来の意味では、結納式後の祝宴に際して、男性側が持参した本物の酒肴を指しましたが、現在では現物ではなく現金に変わり、「酒肴料」として持参するようになりました。(九州地方など一部の地域では、今でも酒・肴(鯛など)の現物を持参する風習があります)

正式には結納金の10%程度とされていますが、最近では酒肴料あわせて5万円程度とすることが多いようです。

どちらも同じ現金であるといっても、結納品と酒肴料をいっしょに包むのは避けましょう。それぞれ意味合いの異なる結納品ですから、必ず別々に包まなくてはなりません。

結納金のいろいろ 〜包み方、渡し方~

結納金の包み方、渡し方

結納金の包み方

結納金を包むための袋を用意します。結納品パックを利用するなら同じお店で準備することができます。

結納金は直接のし袋に入れず、中包みに包んだものを、さらに上包みで包み、最後に水引きをつけます。

中包みの折り方やお金の包み方にも作法があります。慶事ですので、上下の折り返しを上→下の順で折り、下の折り返しが上になるように包みます。

お金を入れた中包みには、結納金の金額を記載します。筆で書くのが正式ですが、ペンでも構いません。

例)金百萬圓 也
★壱、弐、参、萬などの数字は旧字体で表記します。
★円も同様に、「圓」と書きます。
★金額の後の「也」は、つけてもつけなくても構いません。

また、結納金は新札でお渡しするのが望ましいので、銀行で受け取る1週間ほど前に予約を入れておきましょう。当日、受け取った側が確認しやすいよう、銀行の帯封はつけたまま渡しても構いません。

結納金の渡し方

結納金は、結納金袋に入れ、風呂敷に包んで持参しましょう。

結納式をする場合であれば、結納金は目録に含まれているので、そのほかの結納品一式として渡すことになります。

正式な結納はせずに、結納金だけを渡す場合では、袱紗(ふくさ)に包み、白木台(しらきだい)や黒塗盆(くろぬりぼん)などに載せ、時計回りに回して女性の父親に渡すのが正式なマナーです。

結納返しについて

お辞儀をする女性

結納返しとは、男性側からいただいた結納の御礼とともに、「こちらこそよろしく」という意味を込めて、現金や記念品をお返しすることを言います。

結納金と同様に金額や内容に決まりはなく、現金でも品物でも差し支えありません。

とは言え、このときに気をつけなければいけないのが「相手の結納品よりも豪華にならないように」すること。一般的に、結納品と同等かそれよりも控えめな品でなくてはいけない、とされています。

相場は関東が“半返し”といって、いただいた金額の半分程度をお返しに使い、関西では1割を贈る(返す)のが一般的とされていますが、地域によっては結納返しの形式が決まっていたり、関西の一部などでは 結納返しの風習自体が全くないところもあります。

また、結納返しは、その時期についても地域によっても異なり、当日中に結納返しを行う場合や、日を改めて女性側が男性側宅に伺って結納返しを行うようなケースもあります。

結納式の前までに、どの程度の結納品(結納金)を用意されるのか、また相手の家や地域の結納返しについての風習なども確認しておきましょう。

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